私のささやかな喜び。

この仕事を始めて、もうすぐ10年になる。 
最初はアルバイトからスタートし、 
3年ほどほかの職種にも手を出しつつ、の10年。 
単純に「好きなこと」という言葉で表したくないくらい 
私にとって大事な大事なもの。 

今の職場に移って2年。 
ポジションが今までとは違うため、働き方を変えた。 

下の子たちを、いかに動かすか。 
常に仕事量に波がある中で、 
(この仕事、特にこの職場ではやむを得ないことだ) 
いかに毎日充実した気持ちで働いてもらえるか。 
ひとりひとりが、どうすれば責任感を持って 
仕事に臨めるか。 

結果、今まで私を掴んで離さなかった 
司書という仕事とは、またひとつ 
違う仕事を私はすることになった。 

資格を持っているだけで、司書という仕事を 
基本から教えなければ何も知らなかった彼女たち。 
もちろん私を含め、まだまだ成長途中だけれど 
彼女たちは司書として1年で見違えるほど立派に成長した。 
目を見ただけで、私がしてほしいことのほとんどを 
理解するようにまでなった子もいる。 

そんな感じで落ち着いてきた今日この頃。 
私のなかでストレスに感じていることに気づいてしまった。 

窓口に立ちたい! 
書架整理したい! 
レファレンスを受けたい! 
とにかく、動いている本に触りたい! 

むくむく湧いてきたそんな気持ちに突き動かされ 
昨日、事務所をほっぽり出して書庫へ行き 
書架整理を思う存分やった。 

楽しくて楽しくて時間がたつのを思わず忘れた。 
あー、嬉しい! 
図書館業務のなかで最も基本的なこれらの仕事は 
これまでの1年でも、もちろんやっていたのだけれど。 
覚えてもらうことが先で自分自身が動くのを後回しにしたり 
その他の仕事が山のようだったりで 
なかなか時間が取れずにいた。 
これからは、仕事を奪うくらいの勢いで 
カウンターにも立とう。 
書架整理もやろう。 
図書館の仕事を好きなことを再認識できた嬉しい日。 

それでは書架整理、行ってきます! 

追記 
熱及び麻疹騒動でお騒がせしましたが 
そんなこんなで元気になりました。 
みなさまありがとう!