Mickey!!

大学時代の友人が京都から遊びに来た。 
彼女の気持ち的にこの旅最大のイベントのお供をしてきた。 
そう、ディズニーランド! 

残念なことに、朝から雨が降る寒い日。 
彼女のプランは、 
ショーを観て、クリスマスのパレードを観て、It's a small world を観る。 
ランチを食べ、お茶を飲んで、おみやげを買う。 
以上、終わり。 
これで、満足なのだそうだ。 
・・・。 
まあ、いい。彼女がうれしいなら、私もうれしい。 
と、すっかりお供のつもりでいたら。 

とんでもなかった。 
すっかり、興奮してしまった。。。 
私にとっては、ショーを観るのもほとんど初めて。 
パレードを、場所を取ってまで観るのもたぶん初めて。 
そして、何より人生初のことをしてしまった。 
それは、ミッキーに抱きつき、一緒に写真を撮ること!! 

今までは、あの独特の雰囲気、そしてアトラクションの爽快感。 
私にとってディズニーランドの魅力といえば、ひとえにこれだけだった。 
確かに、ディズニーワールドのみなさんはかわいいし、魅力的。 
あのみなさんがいてこその、あの雰囲気なのはわかってる。 
でも、並んでまで写真を撮ったり、お家を覗いたり 
まして抱きついたり、なんて、しようとも思わなかった。 
それなのに! 

“Toon town”にある、ミッキーのお家にひとしきり並ぶ。 
待っている間、ミッキーが主演している映画の宣伝を 
観つつ、ミッキーってスターなんだなあ、なんて 
思ったりしてまんまとはまっている。 
ようやく順番がまわってきて 
「この扉の向こうでミッキーが撮影中です! 
 もうすぐ休憩時間になるので、お待ちくださいね!」 
とかおねえさんに言われ、言われるまでもなく、 
こちらももうすっかり映画スターにお会いする気分なのだ。 
なんだか叫びたくなってきた。 
そして、扉がゆっくり開くとそこにー 

そんなこんなで、どきどきが最高潮になった瞬間 
ミッキーに会えるしくみなのだった。うまくできている。。。 

実際のミッキー、初めてだったけれど 
うーん。オーラが違った。。 
いやあ、ステキでした。 
だって、両手を広げて待っていてくれるんだもの。 
飛びつくしか、ないでしょう!! 

お昼から雨も上がり、パレードも予定通りで 
本当によかった。 
友達も大満足。よかった。 
またこっちへ遊びに来てね! 

それにしても。世界中で愛される理由がわかった。 
ミッキー、恐るべし。 
どうしよう。いい歳してまた行っちゃうかもしれない。 
抱きつきに。