連休の予定はただひとつ

鎌倉へ。 

休日ともなれば、いつもいつも大混雑。 
江の電は人数規制をしているくらいだし、 
歩く道歩く道、どこへ行っても人が溢れている。 
それはわかっているのだけど、やっぱりこの季節になると、見たくなる。 
あんなに混雑しているところをみると 
みんなそうなんだなー。 
鎌倉古都の風情と湘南の海の開放感。 
おいしいものとおしゃれなもの。 
山や森の清々しさと観光街の賑わい。 
数えきれないほどの魅力を持っている、不思議な場所。 

家族連れがたくさんいて、思わずほほえむ光景をたくさん見た。 
どこへ行っても見回せば、子ども。 
飛び跳ねていたり、歌を歌っていたり、きょうだいでくすぐりっこしていたり。 
江の電でつぶされそうになっていても、休みだもの。家族旅行だもの。 
子どもたちはどこまでも、のびやかでおおらかに見えた。 
そんな子どもたちのいる光景は、にぎやかさが違う。 
耳に目に、鮮やかでいそがしい。 
連れた大人たちと目が合う。そして思わずほほえみあう。 
ささやかな出会いも楽しんだ一日。 
夕方ある時、突然、にぎわいが変わった瞬間に気づいた。 
(親子連れはもう帰った時間なのかな) 
思わずそう思って見回すと。 
そうではなかった。 
いる、いる、子ども。 
みなぐったり疲れ、下を向いて黙々と歩いている。 
小さい子はおぶわれて、ぐっすり熟睡。 
・・・・ 
(あれだけ大騒ぎをしていたら、みーんな疲れて当然だ。) 
思うと同時に、発見、だった。 
家庭によって、スケジュールは違うはずなのに 
子どもたちの疲れる時間はみんな、同じなんだ。。。 
だって、元気に飛び跳ねている子、ひとりもいなかった。本当に。 

でも、私はまだ、元気! 
そう思って、スタミナがついた、オトナだ!と 
妙にうれしくなったのだった。 

そうそう。 
鎌倉でもうひとつ、とてもうれしい出会いがありました。 
それはまた、次に。