曝書って。

公には「特別整理」と呼ぶ、図書館の棚卸しのこと。 
来週4日かけて、うちの図書館は曝書に入る。 
本の在庫数量確認が一番の目的なこの仕事。 
メインイベントは、なんといっても図書館にある資料をすべて数えること。 
それがどれだけ大変なことか、おわかりいただけるだろうか。。。 

この土日はその準備でずっとバタバタ状態。 
本来もっと早めに済ませておかなければならないようなことを 
土壇場の今しているから、もう大変なのだ。 
前年度までいた古巣の図書館には、「曝書の鬼」なる人物がいた。 
普段から、とても頼れるその方は、今でも私の大きな味方だ。 

思えば曝書なんて、怖いことも何もなかった。 
むしろ、お祭り騒ぎで楽しかったくらいだ。 
ただ、ひたすら体力だけで乗り切るような過酷なものなので 
テンション高く、騒いでないとやってられない、というのがあったのだけど。 
そんなわけで、辛いのは体だけで、気持ちの方はいたって爽快 
心配なことなどひとつもなかった。 
それは、あの、偉大な「曝書の鬼」がいたからなのだということに 
今になって気づいた。 

今、私が骨身を削って働くこちらにはそんな鬼はおらず 
ただただ微力なメンバーが総力をあげて、力を合わせて 
年に一度の、しかも委託前最後となる 
この大きな山を登りきろうというのだ。 
なによりチームワークが大事。 
決して単独行動に走ってはならない。 
登り遅れた人を待ちながら、フォローしながら 
みんなで頂上を目指すのだ。 

とにかく、がんばろう! 

※このバタバタ状態のなかで 
ダイエット開始から今までで初めて 
チョコレートやコンフィチュールが本格的に恋しくなった。 
禁断症状に近いものがあったが、なんとか耐えた。 
ここで負けるわけにはいかない!