いつもより大きめの会場と、そこに飾られた飾り、流れる音楽。
そんなクリスマスムードも手伝って、
子どもたちのボルテージは最高潮だ。
「今日はそろばんなんだ。」
「わたしはえいご。」
いつも子どもたちは忙しい。
小学２年生でこのとおりなのだ。
けれど、普段のおはなし会では姿が見えない子どもたちが
今日は元気にやってきた。
「今日はそろばん休んで来たよー！」
走りよってくる子どもたちに、思わず目頭が熱くなる・・・。
いやいや、冗談ではなく、本当に。
来年度、この図書館は民間委託となる。
こんな風に時間と手間をかけて、心をこめた
おはなし会や子ども会が、できるような体制は組まれない。
今回、これが最後の子ども会。
そんなつもりで頑張ろうと改めて思う。
それでは、こちらにプログラムをちょっとご紹介。
おはなし 「くつやとこびと」
えほん 「ぐりとぐらのおきゃくさま」
パネルシアター 「かさじぞう」
えいが 「岩屋の娘」「タヌキと彦市」
８０人近く集まった子どもたちは、
思い思いのスタイルで、プログラムをどれも楽しんでくれた。
感想を口に出さずにはいられない子、
えほんやパネルシアター相手にずっとつっこんでいる子、
かたずを飲んで、場面を見守っている子
・・・
どの子もみんなそれなりに、楽しんでいる様子がうれしかった。
最後にサンタクロースをみんなで呼んでみた。
「サンタさーーん！！！」
普段クールにふるまっているオトナびた少女たちも
一緒に力いっぱい叫んでいるのに思わず微笑む。
登場したサンタクロースは、子どもたちの多さと勢いに
のまれながらも、頑張って大役を見事こなしてくれた。
とてもステキな会になったと思う。
改めて、来てくれた子どもたちとお母さん方
お手伝いくださったボランティアの方
職員のみなさんに
心から感謝！！
