写真展とごはん。

前回に引き続き、お友達とZERO写真展へ。
あれは1年半前のことだったんだ。
早いような、長いような。なんだか感慨深い。
いつもいつも本当にありがとう。
今回の写真展も、ひとりじゃ絶対に逃してました。
感謝しています!

いつもながら、時間があっという間に過ぎていてびっくり。
私たちにはこれから札幌という一大イベントが待っているので
余計に話はつきない。
トレッキングシューズは必要なのか。
私は持っていないが、それに準ずる何かを用意しなければ
いけないのか、目下一番の悩みである。

ああどうか、晴れますように!!



写真展、とてもよかった。
こじんまりとした場所で、点数は少なめなのだけど、
撮り手の視点が特徴的で興味深く観た。

たとえば、8月6日の広島。
爆心地に立つ櫻井の後ろ姿。
汗で張り付いた半袖のシャツが印象的なカメラマン。
あの悲惨な出来事をそのまま浮かび上がらせるモノクローム。

それらの隣り合わせに
がらりと対照的に、鮮やかな空の青。
羽ばたく沢山の鳥たち。
空に向かって静かに目を閉じる、櫻井のきれいな横顔。

きっとその日も、きれいな青い空が続いていたに違いない。
そんなことを思った。

凄惨な姿はひとつもない。
余計な言葉は一切なく、ただ「2010年8月6日 広島」とだけ。
それだけで伝わる。

その当日に広島の地に足を運ぶ翔さんに
その誠実さに、作り手すべての本気に
改めて心を打たれながらも
何より胸に迫る、その何気ない写真たちが語る
被爆者たちとその家族が感じた語りつくせぬ恐怖、やるせなさ、
それでも淡々と静かに過ぎていく時間
そして平和への強い願いと希望に思わず涙が落ちそうになる。


これが写真が持つ力なのだ、きっと。