Beautiful World

最近になってようやくヘビロテ出来ているのですが
翔さんのソロを聴いてものすごく自分勝手に思ったこと。



嵐がNew album のタイトルに選んだ言葉に込められた思いを
翔さんが語ってくれた時、正直なるほど、としか思わなかった。
聴いた人ひとりひとりの“美しい世界”。
自分と違うBeautiful World を、否定することなんてできない。
だからこそ、どんなシチュエーションの曲だって
当てはまり得るなあと。

基本、自分たちで楽曲を作る人たちではないので、すべての曲に
彼らの伝えたいことを汲み取ろうとするのはもちろん違うけれど、
やっぱり彼らが発信者なので。
いったいどんな美しい世界を見せてくれるのか楽しみな一方
アルバムのコンセプトとして広がりすぎる気がして
あまりピンとこないというのが率直な感想だった。

でも大事なのはそんなことじゃなかった。
翔さん、どうしてそんなに素直なの。

ひねくれたわたしの穿った考えを軽く飛び越えて
椅子から転げ落ちるほどまっすぐで、幸せを絵に描いたような
ぴっかぴかした曲を照れもせず歌ってくれた。

これ、誰も文句のつけようのない Beautiful World だよね。
たぶん正真正銘、一点の曇りのない、混ぜ物なし、
純度100%の幸せな瞬間。
翔さんがわたしたちに見せてくれようとしたのはきっと
そんな世界。

震災後間もない岩手。少しでも気を緩めたらきっと泣いてしまいそうな
水分の多すぎる眼で、でもしっかりといつものようにひとつひとつの
言葉を選びながら丁寧にリポートしていた翔さんの顔を思い出す。

今、どれだけの人が底なしの喪失感と絶望と闘っているのか、
どれだけ傷つき疲れ果てているか。
現実は厳しい。それを思い知らされることばかりが続く。
それでもなんでも、とにかく一点の曇りもない未来を祈ること、
願うこと、希望を捨てないことは、これからの私たちがしなければ
いけない一歩だと改めてはっとする。

この曲を聴くわたしたちに、この先ずっと笑っていてと
願ってくれた翔さんのためにも
ともかく笑顔でいるべし、と改めて思ったわけです。

・・・ということで今回のアルバム。
それぞれのソロがとてもおもしろくて素敵だったので
それだけで長々だらだら書いてしまいそうなのですが。

とりあえず全曲感想、近いうちに残すぞ!(自分への誓い)